浅川 拓克

浅川 拓克 准教授
担当科目: 基礎自動車工学/自動車エンジン/カーエレクトロニクス など
出身地: 北海道小樽市
出身校: 北海道自動車短期大学
メール: takukatsu●hi-tech.ac.jp
(●を@に変更して送信してください。)
研究テーマ① コンバートEVの製作

コンバートEVとは,エンジンを電気モーターに転装した自動車の事をいいます.本学でジムニーをベース車両に選んだのはなぜか??巡航距離を考えると,もっと軽量・コンパクトで有利なベース車両がたくさんあるのでは?!
東北は,全国で1番ジムニーの売れている地域です!それはなぜか?雪国だから?勿論それもありますが,1番の理由は,ジムニーが楽しい車だからだと思います!ここ数年,カスタマイズした,お洒落でカッコイイジムニーを多くみかけませんか?ご存じの方も多いと思いますが,東北で発祥したジムニーのイベントが,現在は全国最大級のイベントへと発展いたしました.そこで本学では,エコで楽しい自動車を提案していきたいと思います.

研究テーマ② HVからPHVへの改造

バッテリー電力とガソリンのはなし
1リットルのガソリンを電力に換算すると,8.9kWhとなります.例えば,i-Mievのバッテリーは16kWhの容量ですので,そのエネルギー量はガソリン1.8リットルの換算になります.冬はヒーターも使いますから,電気自動車(EV)の巡航距離は極端に短くなってしまいます.しかし,EVは環境面や燃料等の経済性において大きな魅力があります.そこで,ハイブリッドカー(HV)とEVのいいとこ取りをしたプラグインハイブリッドカー(PHV)が登場いたしました.本学では,HVをPHVへ改造し,その実用性や耐久性等の検証,リサイクルHVバッテリーの有効利用の可能性,そして搭載する大容量バッテリーの非常用電源としての活用方法等を提案していきたいと思います.

研究テーマ③ 移動型緊急手術室の開発

高次医療機関が近ければ助かったかもしれない命が,医療過疎地では失われてきました.それは,遠隔地で発生した心肺停止などの重症患者が高度な治療を受けるためには,高次医療機関までの長距離搬送を余儀なくされるからです.心肺停止では,いかに早く高度な治療を開始出来るかが予後良好とする鍵となります.しかし,医療過疎地での発生では,発生から短時間でPCPS(人工心肺補助装置)等を使用した,高度な救命処置を行うことは大変困難となっています. 「移動型緊急手術室」は,発生場所近くまで出動し,PCPSを使用したECPR(体外循環式心肺蘇生)を行うことで,救命及び社会復帰率の可能性を広げることを目的とした研究となります.