鈴木 寛

 鈴木 寛 教授
担当科目: 材料力学/材料力学A/機械工学演習Ⅰ/基礎設計製図 など
出身地: 静岡県富士宮市
出身校: 東北大学大学院
メール : suzuki●hi-tech.ac.jp
(●を@に変更して送信してください。)
研究テーマ① カーボンナノチューブやカーボンナノファイバのプラスチック中での方向制御の研究
カーボンナノチューブ(CNT)やカーボンナノファイバ(CNF)の向きをプラスチックの中で自由自在に向きを変える研究をしています。たとえば、CNTは鉄に比べて300倍の力に耐え、銅に比べて1000倍電気を通しやすい。この強さや電気的特性の良さを利用すれば様々な事ができます。ただし、CNTなどは非常に細く短いので、プラスチックの中に入れて使用されることが多い。このとき、プラスチックの中でのCNTなどの方向をきちんと制御すると材料の性能が良くなります。右の写真はプラスチックの中のCNFを電気をかけて様々な方向に向ける実験の一コマです。
研究テーマ② エンジニアリング・デザイン教育の実施に関する研究

米国で広く行われているエンジニアリング・デザイン教育の実施に方法について研究しています。エンジニアリング・デザイン教育では、顧客の要望を解釈し、それを満足すための様々アイディアを出し、どのアイディアの組み合わせがベストかを決定し、最良の機械を作るために、機械の要素の配置を決めて詳細な設計図にするまでの過程について教えます。残念ながら、日本ではエンジニアリング・デザイン教育が未発達なので、様々な手法や講義で扱う課題の開発が必要となります。写真は学生と一緒に作ったロボットを分解する課題です。このように学生と一緒に様々な課題を作っています。